ご主人が行っている家事・育児・・・
残念ながらそれ、奥様の「手伝い」になっていませんか?
元潜在看護師の”よし”です。
女性看護師が結婚・出産・育児の道をたどるなか、生活や環境って一変することが多いですよね。
そこで看護師を続けるのか、辞めるのか、子育てが落ち着くまで専業主婦(潜在看護師)となって復職のタイミングを考えるのか・・・・
こういったことで悩む看護師の方はとても多くいらっしゃるのではないでしょうか?
悩んだ末に旦那さんと共働きで看護師を続ける選択をした場合、旦那さんの理解や夫婦での支え合いが必ず必要になりますよね。
そこでこの記事では、看護師の妻として共働きしながら、夫婦で家事や育児を支え合うためにご主人に理解しておいてほしいことを、5つに分けて解説しました。
共働きで頑張っている女性看護師の方はもちろん、ぜひこの記事をご主人に突きつけて家事・育児への理解を得るとともに、あなたの負担を軽減させてくださいね(笑)。
では、まいりましょう 。

女性看護師として共働きする夫婦の「家事の分担」について

奥様が看護師として働いている共働きの夫婦として、旦那さんに望むことはいくつかありま・・・いやたくさんあるでしょう!(笑)
なかでも看護師の奥様が旦那さんに求める条件で多いのが、【家事の分担】だと思います。
こう言うと、多くの共働きをしているご主人から、
「僕はゴミ捨てやってるよ」
「お風呂洗いはワシの仕事」
などの答えがよく返ってきますよね。
実際の家事はもっともっとたくさんあるのに、僕を含めた男性陣は「おれちゃんと家事やってるぜ!」感を奥様にアピールしちゃうんですよね(笑)。
・・・・・・・
こ・れ・が、奥様の怒りスイッチに触れちゃうんですよね〜(ごめんなさい)。
例えば、洗濯ひとつを考えても、
- 洗濯物を集める
- 洗濯機まで運ぶ
- 洗濯機をセットして洗う
- 取り出す
- ベランダへ運ぶ
- 干す
- 部屋に取り込む
- たたむ
- 各場所へ整頓する
といった工程がありますね。
その日によって洗濯物をきちんと出してくれてないこともあれば、
洗濯物の量や天候によって乾く時間も変わってきます。
たぶん奥様は、毎日の経験によってこれらを瞬時に判断しながら、奥様なりの“時短作戦”を実行しながら家族のために日々がんばっているんだと思います。
他にも例えば、毎日の食事について考えるだけでも、たっっくさんの工程がありますよね。
家事の内容をあげれば、各家庭でキリがないほどたくさんあります。
キリがない家事をできる限り夫婦で分担できれば、奥様の労力を半減させることができますよね。
(そして奥様のあまった労力があなたへの愛情となって返ってくる・・・かもしれません 笑)
女性看護師として共働きする夫婦の「買い物」について

看護の仕事は肉体労働でもあります。
仕事終わりはヘトヘト・・・
そんななか、夕食の献立や明日の子供たちのお弁当のおかず、それに旦那さんのビールなど。
疲れきった身体と頭でこれらを毎日毎日考えながら買い物をし、重たいスーパーの袋を抱えて帰るのはとても大変なことですよね。
ここはやっぱりご主人の出番ではないでしょうか!
でも買い物するだけで、「おれが買い物係の役割を担っている〜」って思うのは大間違いですからね。
ただ買い物して帰るだけでは奥様の気は休まらないでしょうし、役割分担できていることにはなりません。
なぜなら、買い物する商品や今夜の献立を考えたうえで、ご主人に買い物をお願いしているのは奥様だからです。
これだといくらご主人が買い物して帰っても、「細かなこと」はいつも奥様が考えていることになります。
厳しい言い方をするとあなたは、「ただ買い物を手伝っているだけ」になりかねませんよね。
奥様の家事を手伝うのではなく、役割分担をするのです。
そうしないとあなたはいつか、「買い物を『やってあげている』」と考えるようになってしまうかもしれません。
奥様にとってこれは、とても大きなストレスに繋がります。
そうならないためにも、「今日は俺が夕食のメニューを考えるところから後片付けまで担当する日」など、夫婦で決めてしまうのも良いかもしれませんね。
女性看護師として共働きする夫婦の子育て|「子供の急な出来事への対応」について

急な出来事、特に子供の発熱などで保育園からお迎えの連絡があるときや、すぐに病院を受診する必要がある場合など・・・
夫婦どちらかが、急な休みや早退に対応できるようにしておかなければいけません。
対策の例としては、夫婦どちらかの親と同居する、あるいは実家のすぐそばに住むことです。
そうすれば、子供の急な発熱などで保育園にお迎えが必要な場合など、おじいちゃんおばあちゃんにお迎えや面倒を見てもらえる環境を作れます。
<我が家の例を少しお話しします>
うちは、妻のご両親と同居しています。
そうです、僕はいわゆる「マス夫さん」です(笑)
同居させてもらって〇〇年経ちますが、個人的にはこの環境はとてもオススメなんですよね。
なぜなら、嫁姑問題もありませんし、娘や息子が保育園・小学校に通っていた頃の急なお迎えや面倒見は、おばあちゃんがやってくれていました。(おじいちゃんは現役会社員)
子供たちも祖父母からいろんな経験や優しさを学び、祖父母も若い気持ちでいられる関係です。
おじいちゃんおばあちゃんも(いい意味で)巻き込んで、お子さんの急な出来事に対応できるといいですね。
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とはいえ、実際なかなかそうはいきませんよね。
祖父母が近くに住んでいない場合は、ご夫婦での役割分担を明確にして、どちらかがお子さんの急な出来事に対応できる環境を作る必要があります。
私としては看護師の心身の多忙さを考えますと、子供の急な出来事への対応は旦那さんの役割にしてもらえることが最適解なんじゃないかなって思います。
「子供の急な出来事への対応」について夫婦で話し合うとき、1つ注意すべきことがあります。
それは、必ず「子供を主語に」話し合いをすると決めることです。
じゃないと、お互いの忙しさばかり擦りつけあって、建設的な話ができなくなる恐れがあるからです。
共働き看護師の「子供の世話」について

「子供の世話」については家事の役割と同様、もしくはそれ以上に勘違いしてしまっている旦那さんが多いのではないかと思っています。
どんな勘違いかというと、例えば・・・
こんな最低な勘違いを、素で言ってしまう旦那さんがいるんです(僕です)。
僕みたいな最低な旦那さんはあまりいないかもしれませんが、保育園のお迎えやお風呂に子供と入ることで「俺ってけっこう子供の世話してるやん!」なんて思っていませんか?
子供の世話って無限にありますよね。
例えば
忙しい朝の子供の着替え
朝食の準備〜後片づけ
保育園の送り迎え
帰宅後の着替え
遊び相手
夕食の準備〜後片づけ
おむつ替え
寝かしつけ
夜泣きへの対応
etc.
当たり前ですけど、子供の世話って数え上げればキリがないですよね。
しかも、親の考えや時間そっちのけですからね〜(笑)。
でも子供はそれくらい元気なほうがいいんです!
ですので、「子供の世話」のきっちりとした役割分担は難しいと思います。
例えばご主人が保育園のお迎えに行き、その間に奥様は夕食の準備に取りかかる。
これらは自然と暗黙の了解で行っているご夫婦も多いんじゃないでしょうか。
たまにはお互いの役割に対して感謝の気持ちを伝えましょう!
そうやってお互いを尊重しながら、子供の世話できっちり役割分担できないことに対して、どちらが対応するのか話し合いながら実行することが必要なんじゃないかなって思っています。
奥様の気持ち|看護師という仕事への理解を求めて

看護師に限らずですが、夫婦としてやっぱりまずは奥様の気持ちを考えて理解を示すことが大切かなって考えます。
なぜなら、なんやかんやいって子供のことや家庭のことを常に先頭で考えているのは奥様なんじゃないかなって思うからです。
看護師という心身ともにハードな仕事に邁進しながらも、1分程度の時間があれば、
「子供の体調が悪くなっていないか?」
「保育園からお迎えに来るよう連絡は入っていないか?」
「カミナリが強いから、家で子供が不安がっていないか?」
などなど・・・
サッと休憩室でスマホの着信履歴を確認したり、
お子さんに連絡して「大丈夫やから家で待っとくんやで」と安心させたり・・・
そしてまたすぐに怒涛の現場に戻っていくんです。
そういう姿を見てあらためて看護師さん(ママさんナース)って、ほんまに逞しくてカッコいいなって思うんですよね。
ですのでご自宅では、ご主人から奥様を労ってあげてほしいんです。
ご主人もお仕事大変でしょうが、そこは男らしさを見せるところなんじゃないでしょうか!
大切な奥様と協力し合いながら、家庭を守っていけるといいですね。
まとめ|女性看護師として共働きする夫婦の支え合い【家事・子育て】
この記事では、『看護師の妻と共働きしている夫婦の具体的な支え合い方5選』と題して、
- 「家事の分担」
- 「買い物」
- 「急な出来事への対応(子供の発熱など)」
- 「子供の世話」
- 「奥様の気持ち|看護師という仕事への理解」
の5つに分けて、夫婦の支え合いについてお伝えしました。
これからも看護師の奥様と話し合いの場をたくさんもって、夫婦で協力し合いながら子供やご家庭を守り続けてくださいね!
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関連ページ:看護師コラム(ナースマン体験記)について