日本看護協会 看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドラインでは、「忙しいときこそ休む」ことが大切で、休むときにもそれぞれの看護師の休む状況が公平になるように配慮するよう指摘しています。
- 30才過ぎてくるとマジで夜勤がしんどい・・・
- 二交代勤務の夜勤は拘束時間が長すぎるぅ〜〜
- 昼夜逆転で不規則な生活になってしまって夜勤が辛い
- 夜勤前は、体に鉛を流し込んだ様な重さを引きずって出勤
といった「夜勤のしんどさ」で悩んでいる30代以降の看護師に向けて書きました。
この記事では、
- 夜勤が辛いと実感する3つの理由
- 30代の頃の私が実践して効果のあった、夜勤が少しだけ楽になる対応策5選
についてくわしくお伝えします。
まずはじめに、結論である5つの対応策からお伝えします。
しんどい夜勤を少しでも楽にするための対応策は以下の5つです!
- 体内リズムを一定にする(起床時間・朝日を浴びる)
- 夜勤前に昼寝をしすぎない
- 夜勤前・仮眠前は食べ過ぎない
- コーヒー(カフェイン)の摂取は夜勤中のみにする
- 仮眠を工夫する
この5つは夜勤経験のある看護師なら誰もが「知っている」ことかもしれません。
ですが、「知っている」と実際に「やっている」とでは、30代にもなると疲労の蓄積に差が出ることを実感することでしょう。
この記事を読むことで、あなたの夜勤のしんどさが少し楽になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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しんどい夜勤の根本的な解決策

現在の看護師の夜勤は2交代制が増えきていますよね。
ですがそもそも3交代制から移行してきた背景として大きいのは、「夜勤スタッフを確保できないから」という厳しい臨床の事情があるからです。
今のような状況で看護師が夜勤をこなすのは、2交代でも3交代でも負担が大きいことに変わりありません。
- 看護師を増やす
- 看護助手増やす
- 夜勤の待遇を改善する
といった対策が不可欠なんです。
「夜勤中の仮眠を確保できる体制を整えることが疲労を軽減するために重要である」
と示唆している論文もあります。
看護師は常に人手不足で、1人のナースにのしかかる身体的・精神的負担は計り知れないものがあります。
ここを土台に夜勤もするんですから
と、声高に叫ぶのは至極まっとうなことだと私は思っています。。
では次の章から、30代の頃の僕が「夜勤がしんどいと感じた3つ理由」と、「ほんの少し夜勤のしんどさがマシになった5つの対応策」をご紹介していきます。
どれもみなさんご存知のことばかりかもしれません。
ですが、【知ってる】と【やっている】では雲泥の差だと実感していますので、ぜひ自分でやってみる
「なんだそんなことか」と思った方も、復習の意味を込めてご覧ください。
1つ2つ気づきがあるかと思います。
夜勤がしんどい3つの理由【放っておくと危険!】

① 急変が怖くて荷が重い
おそらくこの理由が一番多いのかもしれません。
僕の場合ですと、3人夜勤で『女性2,男性1』というメンバー構成でした。
できない事があってもたいがい女性2と僕1人で動くパターンが多く、みんなそれぞれいっぱいいっぱいで業務しているため、質問したり手伝ってもらったりっていうのが出来にくい環境にありました。
たぶん男性看護師の多くは私と同じようなストレスを感じているのではないかと思っています。
人数が少ないなか急性期の病棟で働くので急変に当たることもあり、その対応(看護)をほぼ1人で行わなければならない事もつらかったです。
たしかに夜勤の急変は人手が超少ない分、夜勤者の対応にかかってきます。
という心構えが必要でした。
悲しいことに、急性期という特徴がら「いざという時」が結構起こるんですよね。(トホホ…)
いつも【急変】という恐怖と闘っていました。目の前の患者さんを救うために。
急変対応は心身ともに【夜勤のしんどさ】に拍車をかけるため、荷が重いと思います。
したがって、夜勤中の急変がつらいと思うのも無理はありません。
【急変対応に強くなるために】
ここで急変対応のスキル(知識・実践力)が学べます。
しかも一度各コースを受講して合格すると、何度でも無料で再度受講できます。
全国に会場がありますし、最寄りの地域で頻繁に開催されています。
ご都合のいい日を選んで受講できますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
② 夜勤の責任の重さがしんどい
夜勤メンバーやその日状況によって、分からないことや手伝ってほしいことがあってもお願いしにくいことも少なくありません。
人数の少ない夜間にかぎって患者さんの体調に変化が起こりやすかったりするんですよね。
急変のプレッシャーに加え、夜勤帯にのしかかる責任の重さもあり、身体的にも精神的にも夜勤は疲弊しますね。
③ 【昼間に寝れない】朝型タイプなので夜に起きて仕事するのがとてもしんどい
医学的に朝型とか夜型に分かれるかは定かではありません。
しかし私は胸を張って
って言いきれるタイプなんですよね。
なので、努力ではどうしようもない部分がありました。
そもそも夜に起きているのがつらい自分と戦いながら夜勤の看護を頑張ること自体、とても大変な作業となります。
しかし急変対応などで仮眠がとれない夜もしばしばあるんですよね。。。
そんな日の夜勤では、準夜帯はまだなんとか耐えているんですが、朝方になるにつれてとてつもない睡魔が襲ってくるんです。
夜勤のしんどさは他にもいろいろあります。
例えば「どうしても昼間(日中)は眠れない」というタイプの人です。
昼間に眠れないというのはここでは「夜勤前に十分な睡眠をとれない」と捉えてくださいね。
- 部屋を暗くしても外が明るいと寝れない(20~30分の仮眠ならできる)
- 物音に敏感になってしまうので、日中のちょっとした物音(例えば外で車が走ってる音や隣の家の人のおしゃべりなど)にも反応して眠れない
といった理由で、どうしても社会が活動している昼間は眠れないとのことです。
同じような悩みで夜勤がしんどくなる人も少なくないんじゃないでしょうか。
克服どころか放っておくと心身のしんどさばかりが大きくなります。
夜勤ってただ勤務するだけでもしんどいですもんね・・・。
たとえおだやかな夜勤であってもしんどいものです。
次の章では、夜勤のしんどさを少しばかり解消するために私がやっていたルーティーンを5つご紹介します。
解決とまでは言えませんが、5つともそれなりに効果があったものをご紹介しますので、ぜひ夜勤が辛いと感じている看護師さんは試してみてください。
夜勤のしんどさを軽減するために私がやっていた5つの対応策!

読みたい対応策をクリック(タップ)するとジャンプできます。
それぞれくわしくお伝えします。
①辛い夜勤の対応策:体内のリズムを一定に保つ(起床時間を一定に保つ。朝日を浴びる)
私が看護師になったのは30才ですので、やや遅咲きの看護師になるでしょうか。
夜勤に入る頃にはすでに、20代の頃の若さにかげりが見えはじめていました(笑)。
ですので生活リズムが狂うと、モロに「疲れ」というダメージが残るようになっていました。
といったグチをつぶやいているうちに気づけば年齢を重ねていました。
年齢を重ねるとさらに
って思うことが増えてくるんですよね、まったく。
体内リズムを一定に保つ
規則正しい生活を送ることで、体内リズムを一定に保つ努力をしました。
不規則な生活スタイルに比べると、効果はあるものと感じています。
体内リズムを一定に保つために具体的に以下の2つを心がけました。
- 起床時間を一定に保つ
- 朝日を浴びる
それぞれくわしくお伝えします。
起床時間を一定に保つ
朝型の体内リズムを基本とするため、毎日5時45分に起きるようにしました。
(5時45分は私が日勤の朝に目覚めるタイミングです。 )
夜勤の日も休日も、5時45分に起きることで体内のリズムを一定に保つようにしました。
目覚ましに起こされず、同じ時間に自然と目が覚めるのは心地いいものです。
朝日を浴びる
朝目覚めたら、カーテンを開けて朝日を浴びることを習慣にしました。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、心身のズレを修正する効果が期待できます。
なにより朝日を浴びるだけで
ってなるのでおすすめです!
辛い夜勤にも効果があると思います。
②辛い夜勤の対応策:夜勤前に昼寝をしすぎない
夜勤でしんどいことの1つに、勤務時間が16時間と長いことがあげられますよね。
私は一時期、「勤務時間が長いから」と構えてしまい、自分の首をしめていたことがあります。
それは夜勤前の昼寝です。
夜勤に入り始めてからしばらくは、
って考えて、できるだけ出勤ギリギリまで仮眠をとっていました。
ですがこの昼寝が結構アダとなり、夜勤の仮眠タイムで全く眠れないという、私にとっては致命的な夜が幾度となくありました。
その度に、
という負のループに陥ったんですよね。
そんなある日、「今日は昼寝で寝だめできひんかったなぁ〜」と感じて入った夜勤のほうが、仮眠の効果があることに気づいたんです。
それからは、夜勤前の起床時間は一定に保ちつつ、夜勤での眠気対策としてお昼まえに少し二度寝することで対処しました。
まぁ、二度寝ができず諦めて夜勤での仮眠に賭けるものの、そんな日に限って仮眠もできないくらいにバタバタする夜もよくありましたけどね(笑)。
③辛い夜勤の対応策:夜勤中の辛い眠気対策にはブラックコーヒーで対処
私は朝型のリズムを保って夜勤に臨んでいたので、夜勤中に眠気が生じるのは仕方がないとわりきっていました。
仮眠以外の眠気対策には、好物でもあるブラックコーヒーを摂ることで眠気を一時的にごまかしていました。
同様に、夜勤前の二度寝で少しでも深い睡眠をとりたかったので、夜勤の日は勤務中以外はコーヒーを飲まないようにしていました。
④辛い夜勤の対応策:仮眠にこだわる
当院の夜勤中の仮眠は、1人1時間しかありません。
★
★
★
仮眠はナースステーションの休憩室にあるソファです。
夜勤でもっともしんどいのは、睡眠を取るべき時間帯に勤務をしていることで、体や脳が休まっていないことなんじゃないかなって思います。
個人差があるかもしれませんが、私は1回の夜勤をするだけでも体力的に相当ダメージを受けていました。
体力的なダメージが大きいと、当然メンタルにも影響します。
こうして心身ともに疲弊しながら、月4〜5回の夜勤をこなす日々をおくってたんですよね〜。
- 夜勤中の体力回復のためにも
- 患者の安全を確保するためにも
質の良い睡眠を確保することはとても重要なんです。
女性看護師の疲労の自覚症状と勤務の関係についての研究からは、
夜勤中の仮眠を確保できる体制を整えることが疲労を軽減するために重要である
と示唆しています。
本来、日本看護協会のガイドラインでは「連続2時間以上の仮眠」を推奨していますが、当院の仮眠時間は1時間です。
この状況は変わらなかったので、
に焦点をあてていました。
具体的には仮眠グッズにこだわっていました。
- 自分にあう枕(頚椎症もちのため必須)
- 毛布がわりのタオルケット
- ノイズキャンセルイヤホン
- アイマスク
などを使うことで、良質な仮眠に役立てていました。
⑤夜勤のストレスが増すばかりなら、退職か転職で環境を変えよう

退職して一度心身ともにリフレッシュできれば、そうするのもいいでしょう。
しかし現実的には経済的不安が残ります。
となると、今の病院を辞める前に転職先を決めることになりますよね。
だけど・・・
- 転職活動をする時間も、気持ちも余裕がない…。
- 面接の調整や履歴書・職務経歴書を作ったりで大変なんでしょ?
- 希望条件に合う職場なんてあるの?
って考えになる人も少なくないんじゃないでしょうか?
実は、そんな悩ましいあなたの現状を突破できる対策があるんです。それは・・・
スキマ時間にスマホをぽちぽちするだけで、
- 転職活動の悩みを解決
- 自分の条件に合った職場を探す
ことができるんです。
転職サイトのアドバイザーが、自分に代わって転職活動で大変なことをサポート・代行してくれるんです。
例えば
- 希望に見合う非公開の求人情報を集めてくれる
- 事前に転職先候補の病院の内部事情をたっぷり教えてくれる
- 履歴書作成のアドバイスや面接日の調整なんかも代行してくれる
1例ですが、こんなメリットが看護師転職サイトにはあります。
完全無料なので、まずは自分の担当をしてくれるアドバイザーに相談してみてくだい。
といった悩みや要望にも答えてくれますよ。
さらに心強いのが、転職先との交渉です。
自分1人では交渉が難しい年収面や日勤のみ希望についてなどは、アドバイザーが転職先に直接交渉してくれます。
このように、時間と労力を最小限にしながらも自分にとって有利な状況で転職活動を進められるのが、看護師転職サイトの便利なところなんです。
メリットが多い看護師転職サイトですが、デメリットもあります。それは・・・
ですがこのデメリットは、実績と信頼のある大手の会社を利用することで回避できるので大丈夫です。
おすすめの看護師転職サイトと選定基準

看護師転職サイトで使わない方がいいのは、
- 大手ではなく実績も上がっていない看護師転職サイト
- 強引に転職をすすめる看護師転職サイト
といった転職サイトです。
理由は、
- アドバイザーの教育力が乏しい
- 求人先の病院との信頼関係が不十分
- 会社自体が利益最優先主義
といった感じで、自分が希望もしていない病院を強引に勧めて転職させようとする場合があるので注意です。
次に、私が実際に潜在看護師から復職するときに利用して満足できた、オススメの看護師転職サイトの特徴をお伝えしますね。
- 信頼と実績のある看護師転職サイト【厚生労働省認可・Pマーク取得】
- ①の条件を満たす転職サイトで、自分と相性の合うアドバイザーを担当にしてもらう
- SMSで気軽に相談ができる(僕の復職時はまだLINEのやりとりはなかった時代です・・・笑)
- 前職場を辞めた理由や、今現在不安に思っていることなど、復職とは直接関係ないことまで親身になって聴いてくれた(1人じゃないんだって思わせてくれた)
- 子育てと家事を疎かにせず復職活動を進めることができる
- 自分1人(または知人の紹介など)の場合と比べると、時間と労力がグッと減らすことができる
- マト外れな求人を紹介されることはほぼない
- 非公開求人の情報を教えてもらえる
- 履歴書・職務経歴書の書き方を丁寧にアドバイスしてくれる
- 事前に面接対策あり(聞かれそうな質問内容を事前に教えてくれる)
- 自分の希望日に合わせて面接日の調整を病院サイドと転職サイトで進めてくれる
- 面接同行&サポートしてくれる
- 待遇面(年収、勤務条件など)を事前に教えてくれる。面接時に自分の代わりに確認してくれる
ザックリですが、私の担当だった看護師転職サイトのアドバイザーが親身になって進めてくれた内容です。
しかしこれは「信頼・実績のある大手の看護師転職サイト」という条件があってこそなんです。
実は数社併用していたうちの1社が実績があまりなかったんですが、なんとなく登録してしまいまして・・・。
するともう、私のプライベートも希望条件もお構いなしに電話とSMSのしつこい連絡攻撃にあったんですよね。
そんな苦い経験から胸を張っておすすめできるのは、
ってお伝えしています。
ですが3社以上併用すると、情報が散乱したりアドバイザーとのやりとりだけで時間が経ってしまう恐れがあるので、下記の2〜3社併用でじゅうぶんです。
まとめ:夜勤のしんどい状況を打開しよう!

この記事で、夜勤がしんどいと実感する3つの理由と、辛い夜勤への5つの対応策をお伝えしまいた。
【夜勤がしんどいと実感する3つの理由】
- 急変が怖くて荷が重い
- 夜勤の責任の重さがしんどい
- そもそも朝型タイプなので夜に起きて仕事するのがとてもしんどい
【辛い夜勤への5つの対応策】
- 体内リズムを一定に保つ(起床時間、朝日を浴びる)
- 夜勤前に昼寝をしすぎない
- 夜勤前・仮眠前は食べすぎない
- 辛い夜勤の対応策:仮眠にこだわる
- 転職(退職)で環境を変える
理由や対応策は人それぞれ違いがあるかと思います。
今回、私の経験を読んで「わかるわ〜」「あっ、自分と一緒や!」っていう感情になった方は、ぜひ対応策を「知ってる」で終わらせずに「やってみる」ようにしてください。
必ず前向きな効果が得られるはずです。
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