この疑問にお答えするには、なぜ努力して国家試験を突破して取得した看護師免許証を横に置いて看護師を辞めてしまったのか。。。
看護師を辞めた(辞めざるを得なかった)ホントの理由を知ることから始めなければなりません。
ここを知らずして表面的に、「潜在看護師になって今やっていることだけ」にフォーカスしても、ホントの意味で”なぜ今〇〇をしているのか”についての深みを知ることはできません。
この単純な疑問の奥には、深い深い世界や理由が隠されています。
この記事で1人でも多くの方に、潜在看護師のことを知っていただければ幸いです。
ではまいりましょう 。

潜在看護師になったホントの理由【深い闇と悩み】
結論から先にいきます。
看護師を辞めて潜在看護師になったホントの理由は、僕が以前ツイートしたこちらに集約されています。
看護師の退職理由が結婚・出産・子育て・親の介護など、目に見えやすいライフステージの変化ばかり見てはいけないよ。
退職理由全体を眺めると、ほぼ【職場や人間関係に対する不満】やからね。
ここがフォーカスされないと『2025年問題』は抜本的に改革されないよ。 pic.twitter.com/SUppTmUDTw— よし@潜在看護師の復職応援団 (@senzaikangoshi) October 22, 2019
直近の職場の退職理由を1位〜14位まで示しました。
ツイートにも書きましたが、この退職理由って「妊娠・出産」「子育て」以外をまとめると、ほぼ【職場や人間関係に対する不満・不信感】と捉えることができるんです。
さらに退職理由上位の「出産」や「子育て」でさえも、産休・育休とは名ばかりで看護師として勤務していると様々な理由で容易には取得できない状況が多く、止むを得ず離職(退職)という選択を迫られることもあります。
根拠は、看護部の雰囲気や職場環境が良ければ、出産や子育てで退職(離職)する必要はないからです。
出産や子育ては人生においてとても需要なステージですので、本来は周りも本人も笑顔で産休・育休に入って、また復帰する流れが通例ではないでしょうか。
しかし看護師の世界では出産や子育てという理由であっても退職することが多く、また復帰率も乏しい現状があります。
潜在看護師からあらためて頑張って復帰してもその後1年以内に離職してしまうケースが多いんです。
新卒看護師と再就業看護師の1年以内の早期離職率を比較すると,再就業看護師の離職率(11.8%)は新卒看護師の離職率(5.5%)の2倍との報告もあり,再就業看護師の早期離職対策は大きな課題である。
この話を持ち出したことで、潜在看護師のみなさんは決して引け目など感じる必要はありません!
なぜなら後述していますが、潜在看護師になる(ならざるをえない)理由は、各医療施設や経営・役職陣、お局ナースにあると僕は考えているからです。
彼らは現状を見て見ぬふりをせず、本気で現場を改善する必要があります。
看護師の離職理由ついては看護師・潜在看護師の離職理由を深掘りするの記事でくわしく解説しています。
潜在看護師の人数ってどれくらいいるの?

次に、実際に潜在看護師の人数ってどれくらいいるのかを知ってください。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]「看護職の推移の一覧表」を上記に示しています
表を見てもらえればひと目でわかると思いますがなんと、わが国における潜在看護師の人数は
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
潜在看護師数
71万人
参考:看護職員の現状と推移(資料:平成26年12月1日)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
にものぼるんです!
さらに、潜在看護師の人数は増加の道をたどっています。
たぶんこの人数を知って「少ないやん!」って思う人はいないと思います。
ところが現時点はもちろん、こらから迎える『2025年問題』を考えますと、患者と現役看護師の需給バランスはボロボロなんですよ。
【2025年問題】(潜在看護師の増加と少子化に伴う看護師不足、そして超高齢化で手厚い看護を必要とする高齢者の増加)については国の重要課題にもなっています。
ぜひこちらの記事をご覧になって”自分ごと”として考えていたければ幸いです。

潜在看護の人数が増え続けるとどうなるのか?については、潜在看護師の人数が増え続けると何が起こるの?の記事でくわしく解説しています。
僕は「潜在看護師の人数が増え続けると患者の安全性が弱まります」と結論づけています。
だからといって、潜在看護師さんは復職しましょう!・・・なんて提唱する気はありません。
矛先は各医療施設や経営・役職陣、お局ナースにむけています。
見て見ぬふりをせず本気で改善する必要があります。
しかも今までの”ツケ”があるので急ピッチで正確に、です。
潜在看護師になってから実際なにしてるの?
ではいよいよ、看護師を辞めて潜在看護師となったナースが実際になにをしてるのか?
いくつかに分けて紹介していきますね!
潜在看護師の期間はなし、または最小限にして『すぐに復職・転職、大学院』へ
- 認定看護師、専門看護師など、スペシャリストナースとしてキャリアを積みたい。
- 突き詰めたいテーマがあるので、看護研究をもっと深く学ぶために大学院へいく。
- 年度がわりに退職を合わせ、間をあけずに養護教諭となる。
潜在看護師としてじっくり子どもや家族と向き合う『子育て・育児』
先に述べたとおり、潜在看護師の多くは出産・育児など子どもに関する理由で離職した看護師が多いんですよね。
僕は男性なのでもちろん出産で退職・離職をすることはなかったんですが、潜在看護師という名のプータロー生活を〇ヶ月過ごした最も大きな理由が、「子どものそばで嫁さんと一緒に子育てしたい」と強〜く思ったからなんですよね。
(良い子はあまりプータローはマネしないでね 笑)
一度「看護師」という世界から離れてみたい『他職種へ転職』
「看護師以外の仕事に就きたいから」という理由で、一生モノの看護師資格を有したままで他職種へ転職を果たすナースもいます。
1位 飲食店スタッフ
2位 事務(一般事務、営業事務)
3位 営業(MR・MS以外)
3位 介護士・ケアマネジャー
5位 教員・教官・講師
6位 MR・MS(医療機器メーカー、製薬会社の営業)
7位 アパレル販売員
7位 CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)
9位 その他サービス・接客
10位 医療事務10位養護教諭
引用:マイナビ転職
同級生の男性看護師で旅人(自称)になった奴もいれば、僕のことで恐縮なんですが、「俺は大好きな子どもたちのコーチになるっ!」ってバカみたいに叫んで看護師をいったん辞め、ず〜〜っと夢だった少年サッカーのコーチに挑戦した男もここにいます^^
『プータロー』
プータロー
プータローは、就労可能な年齢等にありながら無職でいるものの俗称である。「プー」などとも略す。「プー太郎」と表記されることもある。特に女性に対しては「プー子」と表記することもある。
僕は、潜在看護師という名の【the! ぷー太郎】経験があります。
普通に考えて最低なやつですね、これは・・・(笑)。
ただ僕にとってはこのプータロー(バカやろー)経験が、その後の人生に大きなプラスを与えてくれました。
このあたりのお話は本記事の主旨とは異なりますので、もし興味がおありでしたら少年サッカーコーチの時代のお話と合わせまして、【インタビュー】男性看護師の将来展望!潜在看護師から認定看護師への記事でお楽しみください。
潜在看護師が復職・転職できない悩みを探る
についての結論は、復帰しない、あるいは復帰したくないのではなく、復帰したくても不安や恐怖で復職できないケースが多いからなんですよね。
上記で述べましたとおり、子育てや他職種への転職などの理由で看護師への復職を果たしていないことは確かなんでです。
ただその理由を深掘りして考えるとそこには・・・
人間関係に疲弊したので看護師へ復帰する気になれない
という、隠された本音があるからなんです。
他職種への転職は素晴らしいことですし、なんら後ろめたいことではありません。
反省・改善すべきは「人間関係に疲弊してしまったナース」を作り出してしまう病院、看護部や各科の役職(お局)たちなんですよね。
潜在看護師が復帰しないホントのところを【潜在看護師が復職しない理由】データに隠されたリアルを解説しますでリアルに解説しています。
潜在看護師から看護師へ復帰するために
僕自身の経験としてもそうなんですが、看護師転職サイトを利用して転職・復職してきた同僚の話を聞いても、
あなたの希望条件を叶えてくれる、あなたやご家族にとってベストな復職先を見つけるには看護師転職サイトの利用は欠かせません。
もしあなたが本気で復職・転職を望んでいるのであれば、いますぐ無料登録しておいてください。
あなた好みの好条件の優良施設は、すぐに他の誰かに先をこされてしまい後で後悔しかねません。
ただ、失敗しない看護師転職サイトの選び方をしないと後悔することもあるのでそこは注意が必要です。
次の章では僕や同僚が実際に経験・体験したナースセンターや転職サイトを詳細な記事とともにご紹介します。
あなたのライフスタイルにあったベストな復職に向けて、ぜひ下記で紹介している記事をご覧ください。
必ず「あっ、私に合うかもしれないのはナースセンターかな?いやいや〇〇の転職サイトでしょ!」って思えるはずです。
まとめ:潜在看護師の復職・転職の悩みを解決|復帰への強い味方
下記にそれぞれ関連記事のリンクを貼っておきます。
ぜひ、読んでみてくださいね!
また絶対に後悔しないためにも、「無料だしとりあえず」くらいの心持ちで登録しておいて損はしません。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]ちなみに、看護師転職サイトへの無料登録もカンタンですが、退会ももちろん無料&カンタンです。
①『スキルを学んで復帰したい』
関連記事:知っていますか?看護師によるナースセンターへの届出制度
②『子育てしながらあるいは子育てが少し落ち着いたら、内部事情を詳しく聞いて好条件の病院に復職するぞ』
関連記事:看護roo!を利用するには?特徴・口コミから登録手順まで解説!
③『復帰を視野に、まずは辛かったことをじっくり相談したい』
関連記事:【看護のお仕事】復職・転職の特徴&口コミを利用者目線で徹底解説!
④『20代または30代で、キャリアアップを目指してすぐにでも好条件の病院に復職したい』
関連記事:【マイナビ看護師】4つの評判と特徴を徹底解説!ベストな転職を叶える
⑤『看護師転職サイトの正しい選び方を知ったうえで利用したい』
関連記事:発表!看護師求人サイトの正しい選び方【同僚と私の口コミ・失敗談】
それでは、あなたやあなたのご家族の【潜在看護師ライフ】が笑顔で満ち溢れることを願って本記事を終わります。
看護に関する相談事や愚痴などがありましたら、遠慮なくコメントやお問い合わせに思いの丈を書いてみてください。
一緒にお話ししながら解決しましょう(^_^)
